ひきこもりは何故"変われる"のか?

TOP > ひきこもりは何故"変われる"のか?


可塑性を良い方向に使うことが大事

引きこもりが自分を変えることのできる理由として脳の"可塑性"があります。可塑性とは、使った部分は発達し、使わなかった部分は衰退していくという脳の性質です。

脳の可塑性は、単純な脳力だけでなく、考え方や行動パターンにも適用されます。自分にとって望ましい方向に、可塑性を発揮していくことが、ひきこもり脱出のカギとなります。


多くの人が流れから抜け出せない理由

脳の可塑性多くの人は、幼少期から続く流れから抜け出せず、逆に、その流れを強化し続けていきます。

その理由として、"楽"を求める性質と、間違った方向への努力があげられます。

■"楽"を求める性質

人間には"楽"を求める性質があります。
今まで、強化してきた脳の使い方は楽なので、意識しないと、その使い方に偏ってしまいます。逆に、使ってこなかった脳は、衰えていくため、使うのが面倒になっていきます。結果、決まりきった脳の使い方から抜け出せなくなるわけです。


■間違った方向に努力してしまう

ひきこもりにありがちなのが、周りを変えようとしたり、自分を変化させようとすることです。しかし、変えようとしている裏には、自分はダメだという否定の気持ちがあります。そうなると、努力するごとに辛くなっていきます。


現状から抜け出すには

現状から抜け出すには、新たな川の流れをつくっていくと同時に、古い川の流れを減らしていく必要があります。


■新たな川の流れをつくっていく

新たな川の流れをつくっていく。
つまり、あなたに必要な考え方の癖や脳力を少しずつ強化していくことです。
それが、自己肯定だったり、前頭前野を鍛えることだったりします。

川のでき始めは大変で時間もかかります。
しかし、いったん川の流れができ始めると、どんどん流れがスムーズになります。

大事なのは、うまくいこうが、うまくいくまいが、ひたすらに積み重ねることです。効果がでる、でない、上手い、下手、時間の長短は気にしないでください。
注目するところは、やったか、やらないかです。

1日に長時間やって後半息切れするより、1日に数分でもいいので、毎日継続するほうが、脳の可塑性が発揮されます。表面上には変化がでていなくても、内部では変化がおきています。


■古い川の流れを減少させる

古い川の流れを減少させていく。
つまり、今まで強化し続けてきた脳の使い方をやめていくことです。
それは、テレビやゲームだったり、自己否定などです。

もちろん、いままでずっと流れを増幅させてきた川なので、急に止めることは困難です。やめようとしても、つい、やってしまうことは当然あるでしょう。

なので、川の流れを止めることに注目するよりも、新たに川の流れをつくっていくことに注目したほうがうまくいきます。新しい川をコツコツとつくりあげることを継続していけば、次第にそちら側の考え方、行動を選択できるようになっていきます。


< ひきこもり脱出は脳からパワーを抑える心の縛りを解く >